卒業留学とは?
卒業留学とは、日本の中学や高校への進学の代わりに、ニュージーランドの高校を卒業することを目指す留学スタイルです。どの学年から留学をスタートするかによって期間は異なりますが、一般的には3年以上の長期留学になります。
現地の学校では、語学学校とは違い、ニュージーランドの生徒と一緒に各教科を学ぶため、最初は苦労することもあるかもしれません。でも、ほとんどの学校には留学生向けの英語サポートプログラム(ESOLプログラム)が用意されているので、英語力をしっかり伸ばしながら学ぶことができます。
ニュージーランドへ初めから高い英語力があって来ている子は実際それほど多くはありません!卒業を目指すため、1年目は英語に慣れることを目標にし、2年目からしっかりと単位を取得していくというのが一般的です。英語力に自信がなくても、徐々に力をつけていける環境が整っています。英語力をしっかりと付けてクレジットを取っていくために、学年を下げて入学する子もとても多いです。
卒業留学の魅力

留学の醍醐味は英語力を伸ばすことだけではありません! 異文化に触れ、さまざまな価値観を学ぶことも大きな魅力です。
ニュージーランドは比較的新しい国と言っても過言ではありません。イギリスからの移民が主であるため、もちろん第一言語は英語ですが、様々な国からの移民による社会なため、学校によっては10カ国、20カ国のルーツを持つ生徒が集まっています。そのため、ニュージーランドの文化に触れるだけでなく、さまざまな国の友達と出会い、世界の多様性を肌で感じることができるのが面白ところです。
また、長期間の留学をすることで、
- 英語をより自然に使えるようになる
- 異文化理解が深まり、視野が広がる
- 現地の友達とも深い関係を築ける
といったメリットがあります。そして、卒業する頃には世界中に友達ができ、親元を離れて海外で頑張ったという大きな自信を手にすることができます!
ニュージーランドの教育システムとNCEA
ニュージーランドの高校では、NCEA(National Certificate of Educational Achievement) という全国統一資格を取得することが目標となります。これは大学進学や就職に必要な資格で、
- Level 1(Year 11)
- Level 2(Year 12)
- Level 3(Year 13)
と、3段階に分かれています。レベルが上がるにつれて学習内容が高度になり、進学やキャリアに応じた科目を選択できます。
特にNCEA Level 3を取得し、UE(University Entrance)の要件を満たせば、ニュージーランドや海外の大学へ進学する資格を得ることができます。
卒業後の進路は?

ニュージーランドの高校を卒業した後の進路はさまざまです。
📌 日本の大学へ進学 8割ほどの生徒が日本の大学へ進学しています。受験方法としては、
- 帰国子女枠を利用
- 海外経験を活かしてAO入試を受験 といった選択肢があります。日本の大学を目指す場合、英語の試験や小論文の準備も必要になります。
📌 海外の大学へ進学 ニュージーランドの大学や、ポリテクニック(国立の専門学校)に進学する生徒も多く、さらにアメリカ・イギリス・オーストラリアなどの大学へ進む生徒もいます。
ニュージーランドの大学は入学のハードルが比較的低く、学びたい分野を専門的に学べる環境が整っています。また、大学の授業は実践的な内容が多く、卒業後のキャリアにも直結するのが特徴です。
📌 現地での就職・ギャップイヤー 卒業後すぐに大学へ進学せず、一度就職を経験したり、ボランティアやワーキングホリデーで経験を積む生徒もいます。ニュージーランドはインターンシップやアルバイトがしやすい環境のため、実際の社会経験を積んでから進路を決めるという選択肢もあります。
卒業留学に向いている人は?
卒業留学を考えているなら、以下のような方に特におすすめです。
✔ 英語をしっかり習得し、将来の進学や就職に活かしたい人 ✔ 異文化の中で新しい価値観を学びたい人 ✔ 将来的に海外の大学進学やキャリアを視野に入れている人 ✔ 長期的に海外での生活を経験し、国際的な視野を持ちたい人
仮に日本で不登校であったとしても、そういった志があれば必ず成功します!
卒業留学は単なる英語の勉強だけでなく、異文化理解や自己成長の大きなチャンスです。日本では得られない経験をしながら、国際的なスキルを身につけることができます。