お子さんの高校留学が決まると、気になるのが現地での生活ですよね。中でも気になることの一つがスマホ問題!多くの親御さんが抱える共通の悩みです。
「持たせないわけにはいかない。でも、自由に使わせて大丈夫?」
「SNSでトラブルに巻き込まれたらどうしよう?」
「でも、ホストファミリーや日本との連絡手段としては必要だし…」
その不安、すごく良く分かりますし、私たちもこんな質問をよく受けます。
この記事では、ニュージーランドでのスマホ事情や、保護者としてできる工夫について、なるべくリアルな目線でお話しします。
留学中、スマホは必要?使っていいの?
結論から言うと、スマホは必要です。連絡手段としてはもちろん、Googleマップや翻訳アプリ、語学学習にも使えるし、緊急時の備えとしても手放せない存在です。
ただし…!
2024年からニュージーランドでは、学校内でのスマホ使用が原則禁止になりました。これは国の方針によるもので、授業中だけでなく休み時間やランチの時間もスマホはバッグにしまっておく、というのが基本ルールです。
とはいえ、どこまで厳しく適用されているかは学校によって多少違います。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
ルールをどれだけ厳しく適用しているかは学校によって異なるものの、授業中はもちろん、休み時間や昼休みも、スマホをバッグから取り出してはいけないというルールが基本!
スマホを取り出しているのを見つかると警告も・・・
学校でのスマホ使用、例外はある?
はい、あります。
たとえば、辞書アプリや翻訳ツールなどを使う必要がある授業では、先生が使用を許可してくれることも。また、グループワークやプレゼンの準備で使ってよいと指示されることもあります。(ただニュージーランドでは、ノートパソコンを持ってきているのが普通なので、ノートパソコンが基本。)
ただ、大事なのは「先生の許可があるときだけ」。個人的なメッセージやSNSの使用は当然NG!
SNSの使いすぎ、どう対策する?
夜遅くまでスマホを見て寝不足にならないか、SNSでのトラブル、そして日本の友達とばかりつながってしまって現地に馴染めないのでは…。
こんな不安を感じる保護者の方は多いです。
そんなときに役立つのが、ペアレンタルコントロールの設定。
ペアレンタルコントロールでできること(例)
- アプリごとの使用時間の制限
- 夜間はスマホを自動的にロック
- 特定アプリの利用制限(SNSなど)
- 位置情報の共有
- 使用状況の確認
iPhoneなら「スクリーンタイム」、Androidなら「ファミリーリンク」が便利です。留学前にしっかり設定しておくことで、親子ともに安心できますよ。
スマホを深夜まで使っていて授業に集中できず、学校からホストファミリーに預けるように言われることもあります。
ただ素直に渡せるかはお子さま次第、実際に預かってもらうのも大変なんです!そういったトラブルを避けるためにも、ペアレントコントロールは必要になります。
学校やホームステイ先のルールもチェック
スマホの使い方は、学校やホームステイ先によってもルールが違います。
たとえば、「夜9時以降はスマホを預ける」というのが、ルールとして初めから組み込まれている場合もあります。
また、食事中にスマホを触らないのは一般的なマナーのひとつ!ホストファミリーの中にはスマホを使う人もいるかもしれませんが、「相手がやっているから自分もOK」とは限りません。文化やマナーの違いに気をつけることが、現地でのトラブルを防ぐポイントです。
出発前に「現地にはこうしたルールやマナーがあるかもしれないよ」とお子さんと話しておくと、現地でのギャップが減ってスムーズに馴染めます。
高校留学は、お子さんにとっても親御さんにとっても大きなチャレンジ。でも、スマホとの付き合い方を上手に工夫することで、安心して送り出せる環境が整います。
「どこまで制限するか」「どこまで自由に任せるか」はご家庭によって違って当然です。大切なのは、お子さんとの信頼関係と事前のコミュニケーション。
無理のない形で、安心して送り出せる準備をしていきましょう!


