ニュージーランドには、国内で起きた事故による障害に対して治療費を補填するACCという制度があります。
ACCとは、The Accident Compensation Corporationの略で、ニュージーランド政府の機関が行っている補償制度。ニュージーランド人か海外からの旅行者かを問わず、NZ滞在中の事故に対しての医療費の補償をしてくれます。事故の場合の補償制度なので、病気や既往症については適用外です。
病気については加入している旅行保険(留学保険)の保険会社へ保険請求しましょう。
事故といっても、交通事故だけでなくスポーツ中の事故で怪我をした場合でも適用されます。例えば、学校の体育や部活動中、個人で自転車に乗っている時や、ランニング中、スキー・スノーボード中の事故による怪我でも出ます。
ただし必ずしもACCが適用されるわけではありませんし、どの程度ACCが負担するかも状況によって異なります。
病院が判断をしてACCに申請します。事故かな?と思ったら、病院でACCが適用になるか聞いてみましょう。
ACCに申請をし認められれば治療費を負担をしてもらえます。治療費の全額を補償してくれる場合もありますし、一部は自己負担となる場合もあります。
治療費の一部が自己負担となった場合は、旅行保険に加入していれば自己負担分は保険請求を出し補償してもらうようになります。
フィジオ等を含む継続治療についてもACCが負担してくれますが、全額ではないので自己負担については後から保険請求をしましょう。
Orbit ProtectやUni Care Insuranceなどのニュージーランド国内の旅行保険に加入している場合は、事故やスポーツの怪我については、まずはACCを申請する必要があります。
※ニュージーランドに留学する場合は留学の条件を満たす旅行保険(留学保険)への加入が必須です。旅行保険についてはこちらをご確認ください。