留学に海外旅行保険が必要な理由
ニュージーランドに留学する中高生には、「医療費補償が無制限」の海外旅行保険への加入が必須条件です。
選べる保険は大きく分けて2種類。日本の保険会社が提供する「日本の旅行保険」と、ニュージーランドで提供される「インバウンド保険」。どちらが自分たちに合っているのか、特徴や注意点を比べながら見ていきましょう。
日本の旅行保険の特徴
- 年間費用:約20万円〜(プランにより異なる)
- サポート体制:日本語対応、医療通訳つき
- 保険会社:三井住友海上、AIU、損保ジャパンなど
日本の保険はサポート面が充実しており、英語に不安がある保護者の方にも安心です。ただし、コストは高め。
特にラグビーなど怪我が多いスポーツに参加する場合は、頻繁に通うことも多いので日本の保険の方が保険請求の手続きが簡単だしおすすめ。
※一部プランでは、教育機関の求める保険条件(医療無制限など)を満たさない場合もあるので、学校側に要確認!
ニュージーランドのインバウンド保険とは?
インバウンド保険は、留学生や旅行者向けに現地で提供されている保険で、費用を抑えつつ必要な補償をカバーできます。
特徴:
- 年間費用:約6万円〜(学生向けプラン)
- 医療費補償:無制限で、就学条件を満たす
- 主な保険会社:Uni Care Insurance、Orbit Protect
注意点:
- 保険請求手続きは英語(日本語通訳なし)
- 医療通訳費用は自己負担
- 携行品などの自己負担(免責額)が100〜200ドル程度発生
それでも、トータルのコストは日本の保険より抑えられることが多く、中学・高校が指定・推奨しているのもこのタイプです。
学生向けプランでは、医療費は全額補償されるため、安心して留学生活を送ることができます。
Uni CareやOrbitなどのインバウンド保険は、費用を抑えながらニュージーランド留学に必要な条件も満たしているので、中学や高校が推奨する旅行保険です。医療通訳の費用や、免責額などありますが、数回請求しても総額で日本の保険より安く済む場合がほとんどです。
なぜ現地保険は安いの?その理由は「ACC」制度
ニュージーランドには「ACC(Accident Compensation Corporation)」という、怪我や事故に対する公的補償制度があります。
ACCとは?
ACCは、ニュージーランド国内で発生した事故や怪我に対して、海外からの留学生や旅行者を含めた全ての人に適用される補償制度です。この制度では、スポーツやアクティビティ中の怪我など、保険請求で最も多いケースの大部分がカバーされます。
ACCのポイント:
- 海外からの留学生や旅行者にも適用される
- スポーツや活動中の怪我、事故などに対応
- レントゲン、緊急治療、薬代などの費用をカバー
たとえば、スポーツ中に骨折した場合:
- レントゲン:ACCが全額負担
- 病院の診察:ACCが大部分を負担(1回50ドル程度の自己負担)
この制度があることで、保険会社側の負担が減り、保険料も安く提供できるという仕組みです。
Uni Care InsuranceやOrbit Protectといったインバウンド保険の場合、自己負担費用については、いったん自分で支払う必要がありますが、加入している保険会社に後から請求できます!
ニュージーランド国内の旅行保険
クオリティニュージーランドでは、Uni Care InsuranceとOrbit Protectの旅行保険手続きを代行しています。どちらも、ニュージーランド国内の中学・高校、語学学校、大学、専門学校が留学生向けに推奨している信頼できる保険です。
Uni Care Insurance
Uni Careは、ニュージーランドで最も歴史のある留学生・旅行者向けの旅行保険会社です。その信頼性と実績から、多くの留学生に選ばれています。
Uni Care Insuranceについて
- nib NZ Limited系列、信頼性の高い現地大手
- プラン例:
- 学生プラン:標準的な留学生向け
- ビジタープラン:観光・短期滞在向け
- オーストラレーシアプラン:豪州など周辺国もカバー
Orbit Protect
Orbit Protectは、大手保険会社IAG New Zealand Limitedの事業部門であるNZIが提供する旅行保険です。
Orbit Protect
- IAG New Zealand系列、信頼性◎(S&P格付AA-)
- プラン例:
- 留学生プラン(医療無制限)
- 季節労働者プラン
- ワーホリ・長期滞在向けプラン
日本語のパンフレットも用意されており、保護者にもわかりやすい内容になっています。
🤔 どの保険を選ぶべき?
| 優先したいこと | おすすめ保険タイプ |
|---|---|
| 英語での対応が不安 | 日本の旅行保険 |
| 費用をなるべく抑えたい | ニュージーランドの現地保険 |
どちらにもメリット・デメリットがあるので、希望や状況に応じて最適なものを選びましょう。
📌 最後に:迷ったら専門家に相談を
「結局どっちがいいのかわからない…」「学校に確認したいけどどう聞けばいい?」そんな時は、クオリティニュージーランドにお気軽にご相談ください。
お子さんの留学を安心してスタートできるように、保険選びからしっかりサポートいたします!






